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最近の下眼瞼の治療戦略まとめ|目のくま|医師 百澤明ブログ

投稿日: 最終更新日: 2017-04-13 目のくま

私の下眼瞼に対する治療戦略のまとめ

では、最近(2015年)現在の私の下眼瞼の若返り治療あるいは影くま治療の戦略をまとめます。

形を整えるということは、これは芸術における造形と同じですので、局所的には付け加える(増大)か減らす(減量)のどちらかしかありません。経結膜的眼窩脂肪移動術は、局所的に減らすと増やすの両方の意義があるわけです。

基本(ベース)の部分
1) 目もと全体にヤセ顔の方の場合
減らすとか動かすとかいってる問題ではないので、基本的に
脂肪注入、ヒアルロン酸などをもちいて、ふっくらさせる必要があります。目袋変形があればそれをリセットする意味で経結膜的眼窩脂肪移動術を併用します。

2) 大きな目袋変形や下眼瞼全体が腫れぼったいかたの場合
眼窩脂肪の切除(減量)あるいは、経結膜的眼窩脂肪移動術の際に眼窩脂肪を少し減量します。
私は、後者の併用を好んでいます。脱脂単独ですと、減らす量の決定が難しいからです。減らしすぎれば、凹んで貧相になりますし、減らし足りなければ効果が不十分になります。経結膜的眼窩脂肪移動術を併用することで、許容範囲が広がります。これは経験的なものですが、。

3) 上記2つのタイプに該当しない方
経結膜的眼窩脂肪移動術を基本とします。

オプション部分
1) ミッドフェイスリフト
ほうれい線あたりの眼輪筋下脂肪を引き上げて眼窩下縁の骨膜に固定するという方法です。
中年以降の患者様や、頬部上部の下垂がある患者様に併用します。

2) レーザーリサーフェシング
最近は、ルミナス社のDeepFXを用いていることが多いですが、わたしの関連する施設では、甲府昭和形成外科クリニックにしかないのでそこで手術する場合のみ、DeepFXが可能です。小じわが目立つ患者様に併用します。

3) 外眼角形成術
canthoplastyとかcanthopexyとか呼ばれるものですが、50代後半以降の方の場合には、併用することで、ものすごく若返ります。最近では積極的に取り入れています。

さすがに、私単独での症例数が数百をこえて、手術方法・治療方法も洗練されて、完成してきた感があります。
でも、もっと、上を目指しますけど、、。

 

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