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医師 百澤明ブログ

投稿日: お知らせ

埋没式重瞼術は、細い糸で二重のラインを作成する手術で簡便な手術と思われていますが、これは極めようと思うと奥が深いですよ。現在、埋没式重瞼術に特化した特集号を編集中ですが、十人十色で本当にいろいろな方法があり、とてつもなくいろいろな工夫がされています。面白い特集!

あまり書くとネタバレで怒られると思いますので、あまり書けませんが、 最高の埋没式重瞼術は、 ・腫れない ・ラインが取れない ・バレない ・外したいときには容易に外せる という術式でしょう、しかし、その全てを兼ね備えた術式なんてありません。

ラインが長持ちするように、糸を何本も使って結び目を増やせば、もしも時に外しにくくなるし、シンプルな方法は厚い瞼の方には長持ちしないでしょう。 というようなことを、特集で福澤見菜子先生が書いてくれています。

埋没法は、取りたいときに取れるっていうのが一番の利点なわけです。溶けないナイロン糸を使うのですから、異物反応とかで取らなきゃならなくなることもあるわけです。複雑すぎて取れない術式って良くないと思うのです。

埋没法でも、いろいろな合併症があります。 角膜損傷、糸の異物肉芽腫、感染、、。 でも、きちんと対処すれば、失明するほどの重篤な自体に発展することはまずありません。 がしかしです、何本もナイロン糸が埋まっているという状況は、眼瞼の健康に良いとは思えませんよね。

 

基本的に、若手の先生は、まず、シンプルな術式を覚えて、そしてそれを極めて、それから複雑な術式に進んでいくのがいいと思っています。 あと、複雑な術式やるときは抜糸のことも考えて、せめて自分で手術したなら、自分で抜糸できるようにしてもらいたいと思います。

他院抜糸の経験は私もたくさんありますが、数年前のある患者さんは、某美容外科でかなり複雑な方法で埋没式重瞼を受けてきて、しかもうん十万円。希望と違うから外して欲しいといったら、外すの難しいからと相手にしてもらえなくて、私の所にきて抜糸しました。自分で外せない方法でやるのは禁止です。

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