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埋没法:改善のために|二重(目)の手術|院長 内浦康信ブログ

投稿日: 目の手術, 二重(目)の手術

前回のブログでこんな事を書きました。

 

「誤解を恐れず極端な言い方をすれば、

埋没法の直後の腫れを小さなものにするには糸を緩くかければいいだけなので、

あまり難しいことではなく難しいのはしっかりと糸をかけつつ腫れを小さなものにする

ということだと考えています。」

 

この事に関してもう少し詳しく書くと、

上記を行えるようになるには術者として経験を積む以外になく、その方法としては

「とにかく術後の患者さんの経過を少しでも長く多く診させていただく」

これに尽きると考えています。
自分のクリニックを初めて約8年半が経ちましたが、

これまで二重の埋没法に関しては、

外れた場合無期限でかけ直しを無料でやらせて頂いてきました。

 

何故ならこの方法が、

特に埋没法において自分が手術を担当させて頂いた患者さんを

唯一長期に見れる方法と考えたからです。

美容整形に限らず全ての手術に言えると思うのですが、

手術の出来は術後十分な時間がたってからでないと正確な評価はできません。

 

手術だけを多くこなしても、その場限りでその後の患者さんの状態を知らなければ

改善させるべきポイントすらわかりません。

 

埋没法に関しては、

「○○の方法で手術をしたら●●年後に外れてしまった方が○人ぐらいいた」

「だからここをこう改善しなければならない」

この積み重ねのみがより外れにくい二重、より腫れの少ない二重の完成に

近づく唯一の方法だと思っています。

 

でももし僕が患者さんなら、

Aクリニックで埋没法をして、もし外れてしまったなら、

 

「Aクリニックは駄目だ、今度はBクリニックでやろう」

 

と考えます。

僕が今まで埋没法をさせて頂き外れてしまった患者さん方も

同じ考えの方がきっと多いでしょう。

 

でももし、Aクリニックがかけ直しを無料でやるのなら

「無料ならもう一回任せてみるか」

と考えて下さる患者さん、いらっしゃいますよね。

 

だから外れた場合のかけ直しは無料にしてきました。

外れてしまっ時もう一度僕に任せていただけるように。

 

とはいえ、埋没法もそれほど外れる方法ではないですし、

外れた全ての皆さんがもう一度僕のところに来て下さるわけではありませんので

膨大な数の術後データがあるわけではありません。

 

でも積み重ねが大事だと思っています。

 

最近7年前に埋没法をお受けいただいた患者さんが

来院して下さいました。

 

7年間保っていた二重が先日外れてしまったとのことでした。

 

7年も二重なら癖がついてもよさそうなものですが、

こういったことを教えて頂けるのもこの患者さんにお越し頂けたからです。

 

そして7年間分進歩した埋没法をさせていただきました。

 

当時より細い糸と針を用い、

当時より繊細な糸のかけ方をして、

理論的により適った方法で・・・・・・・・。

 

患者様には

「前より全然痛くなかった」

と感想を頂きました。

今度は外れませんように。

一生二重でありますように。

 

出来ることならこの方にもう僕の手術が必要でなくなりますように。

寂しくはありますが。

 

「生まれつき二重だった」と思って頂けるような、

手術したことなんか永遠に忘れていただけるような、

そんな結果を出すことが美容外科医としての僕の目指している到達点です。

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