アゴプロテーゼ 超長期症例(16年経過)|美容手術etc|院長 内浦康信ブログ
投稿日: 美容手術etc
当院は脂肪吸引や脂肪注入の手術が多いので、このブログもどうしてもそれらについてが多くなってしまいます。
今日はちょっと違う手術の超長期症例について書いてみたいと思います。
顎が短い方の改善方法としてはざっくり3つあります。
①アゴ先の骨を切って出す
②シリコンプロテーゼを挿入する
③ヒアルロン酸注射
今日のブログは②のプロテーゼを入れてアゴ先の長さを整える方法についてです。
ヒアルロン酸注射全盛の今の時代、あまり需要の多い手術ではありませんがプロテーゼ手術を検討されている方々の参考になれば幸いです。
まずは術前術後写真をご覧ください。
手術前と1年5ヶ月後


アゴが短い方のバランスを少し整えると随分スッキリとしますね。痩せたようにも見えます。
白人に比べ東洋人は下顎の骨の発達が未熟な方が多いゆえ子供の骨格のようで幼く見えます。
よく言えば若く可愛らしく見えるのですが。
アゴ先を出すと成熟した大人の骨格になりますから可愛い→綺麗の変化になります。
手術前と手術終了時


手術終了時の写真です。
あまり侵襲の大きな手術ではありませんが、局部的に麻酔を入れてからプロテーゼが入るギリギリの大きさで挿入位置にスペースを作ります。
剥離作業が伴うのでどうしてもこの程度の腫れは出てしまいますね。
写真は少し圧迫してから撮ったので皮膚に圧迫痕がついています。
腫れが大方引くまでは5日~6日ぐらいでしょうか。
2,3日はテープ固定をしたいのでお休みが必要な手術ですね。
プロテーゼ手術の注意点
プロテーゼを用いる美容手術は沢山ありますが骨に近い位置に挿入する手術の共通点として
「プロテーゼに押された部分の骨が吸収されて凹む」
というのがあります。
豊胸バッグなんてかなり顕著ですね。
バッグ抜去後、痩せた方であれば肋骨を皮膚越しに外側から内側に向けてなぞっていくと明瞭に凹みがわかります。
アゴ先も全く同じで少し骨が吸収されプロテーゼが食い込んだような形になります。
プロテーゼが大きいほど吸収量も大きいのだと思いますが小さなものでも多少の骨吸収は経験しています。
なのでアゴプロテーゼは少し沈み込むのを想定して大きさ・形を削りだす必要がありますね。
アゴプロテーゼ特有の注意点としては、大きすぎるプロテーゼ、特に上下方向に大きすぎるプロテーゼは下の歯の歯根部に圧を加えてしまい歯が痛くなってしまうことがあります。
大きさと挿入部の位置取りは十分な注意が必要です。
では長期経過の写真です。
右側面の長期経過




写真撮影時の微妙な角度の違いなどがあるのでわかりづらいかもしれませんし、
年月と共に少しお痩せになったりふくよかになったりもしますからその時々で印象は変わっていますが、
1ヶ月後と1年5ヶ月後、1年5ヶ月後と6年3ヶ月後では少しずつ違い出ていると思います。
6年3ヶ月後と16年9ヶ月後ではほぼ変化はないですね。
右斜めの長期経過




左斜めの長期経過



左側面の長期経過



一人の患者様を長く診させていただけるのは本当に有難くまた大変嬉しくもあります。
これからも末永くお付き合いいただけましたら光栄です。
プロテーゼはどうしても不意のトラブルが起こることがあります。
感染や位置の偏移など何か少しでも「あれっ」と思った時はできるだけ早くご連絡くださいね。
~この手術に関して~
手術名:アゴプロテーゼ挿入法
価格:●アゴプロテーゼ330,000円
●麻酔・内服薬料金55,000円
●税込み
注意事項:経過・結果には個人差があります。
頭痛・発熱・腫れや浮腫・胸痛
アナフィラキシーショック・貧血
感覚異常・皮膚の質感の変化
挿入したプロテーゼの位置の変化や・感染・骨吸収による下顎骨のへこみ 等
この他にも予期しない症状が現れることもあります。
術後気になることがある場合速やかにご連絡ください。








