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大量脂肪吸引はどうやるのか?:2|足の脂肪吸引|院長 内浦康信ブログ

投稿日: 脂肪吸引, 足の脂肪吸引

以前書いた 「大量脂肪吸引はどうやるのか?:1」 の補足を書きたいと思います。

前回、1回の吸引脂肪量が多くなりすぎるため足を片方ずつ吸引させていただいた方を紹介しました。

手術前

太もも - 脂肪吸引 症例写真(手術前)(後面)

片足の吸引手術後1ヶ月

太もも - 脂肪吸引 症例写真(手術後1ヵ月)(後面)
この方の場合は結果的に片足だけで4000cc近い脂肪を吸引となりました。

予想吸引量は両足で7000cc超。

その量の脂肪吸引は1回の手術で行うのはあまりに危険な為、このように片足ずつ2回に分けて脂肪吸引をさせて頂きました。

では、いったいその境界線はどこにあるのか?

どこまでが安全でどこからが危険なのか?

これは昨日、脂肪吸引をさせて頂いた患者さんの脂肪の写真です。
吸引した脂肪 - 脂肪吸引 写真(4700cc)
上腹・下腹・腰といわゆる「お腹周りぐるっ」の範囲から吸引したものです。

下部に溜まっている麻酔液と血液の混合液を除き、脂肪分だけで約4700ccです。

身長163cm体重63.5kg、決してすごく太っているという方ではありません。

術前にここまで吸引できるとは僕自身思っていませんでした。

一般的に4000ccを超える脂肪吸引はするべきではないとの考えが一般的かと思います。

しかし、現在まで多くの4000ccOVERの吸引をしてきた経験からいえば 「特に問題はない」 と言えると思います。

ただし、当たり前ではありますが術中の出血具合は吸引量を左右します。

出血量が少ないのであれば、術後問題が起こらず吸引可能だと考えています。

いかに出血を抑えつつ手早く脂肪吸引を終えられるか?

これが最も大量脂肪吸引で重要なことと考え(もちろん他にも大事な点はたくさんあります)、基本的にこの手術は全身麻酔で血圧は低めのコントロールをしています。

昨日の患者さんに関して言えば、予想を上回る吸引でしたが術中出血がとても少なく、また術前の検査結果からも不安のないものでしたから安心して行いました。

術前検査は大量の脂肪吸引は予想される場合は特に重要で、

術前検査で貧血気味の方には鉄剤の投与などにより貧血の改善をしてから手術を行っています。

僕自身、特に持病や貧血などがない健康な方の脂肪吸引であれば5000ccぐらいはあまり気にせず吸引しております。

6000ccは少し慎重に行くといった感じでしょうか。

7000ccは・・・・・やりません。

さて、冒頭の片足ずつ吸引をさせて頂いた患者さん。

もう長くお付き合いをさせて頂いており、昔からの僕をずっと知っていて僕の中では特別な方です。

だから1回の手術で出来なかったのはとても心苦しかったのですが、

2回に分けさせていただきました。

では、残りの足の吸引後の写真です。
太もも - 脂肪吸引 症例写真(手術後)(後面)

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