これは、鼻頬溝(tear trough deformity、nasojugal groove)といわれている目の下にできる溝が原因で、影が生じるものです。構造上の問題なので、基本的には手術治療が最も根本的な治療になります。

経結膜的眼窩脂肪移動術について
2000年にアメリカのDr. RA Goldbergによって最初に報告された術式で、本邦では2007年の形成外科学会で当院百澤が最初に報告しました。
従来の「経結膜的脱脂術」はふくらみの原因である眼窩脂肪をまぶたの裏の結膜側から取り除くというものですが、眼窩脂肪の量は人によって大きく異なっており、取る量が多すぎて逆に凹んでしまったり、少なすぎて改善しなかったりというトラブルが生じやすいのが問題です。
また、脂肪組織を含む軟部組織は加齢に伴い目減りしてくるため、これをわざわざ取って捨ててしまうことへ警鐘を指摘する声もあります。
これらの問題点を解決するのがこの術式で、眼窩脂肪を極力温存し、凹んでいる部位に移動させることによって、よりフラットで自然な仕上がりになります。
経結膜的眼窩脂肪移動術の特徴
- 経結膜なので皮膚には傷跡が残りません。
また、皮膚を切開しないので眼輪筋の損傷がありません。
- 陥没の原因である鼻頬溝部分の付着をはずします。
- 眼窩脂肪は切除せず、脂肪を引き出し、ふくらみを平らにし、凹んでいる部分に移動して固定します。
通常の(経皮法での)ハムラ法との最大の違いは 1.です。
経皮法は、皮膚→眼輪筋→眼窩脂肪の順でアプローチしていきますので、眼輪筋を損傷するおそれがあります。しかし、経結膜法は、結膜→眼窩脂肪の順でアプローチしていきますので、眼輪筋には触れず損傷もなく安全な術式です。
お若い方は皮膚を切除する必要がなく、眼窩脂肪温存の考えも重視していますので、影くまの治療には経結膜的眼窩脂肪移動術を第一選択としています。
眼輪筋とは目の周りの筋肉で、目を閉じる役割をしています。また、眼輪筋の収縮により涙袋ができます。
経皮法で皮膚を切開すると眼輪筋も切開するので、眼輪筋の神経を切断することになります。眼輪筋を損傷すると眼輪筋の麻痺が出ることがあり、そうすると下まぶたが外反してしまうことがあります。
■症例写真:目のくま(凹み&ふくらみによるくま)
経結膜的眼窩脂肪移動術にて治療
■症例写真:目のくま(凹み&ふくらみによるくま) 当院院長 三苫
経結膜的眼窩脂肪移動術にて治療
■症例写真:目のくま(凹み&ふくらみによるくま)
経結膜的眼窩脂肪移動術にて治療

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デザイン |
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・座った状態で細かく脂肪の位置と移動部位をマーキングします。 |
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麻酔 |
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・通常、局所麻酔と静脈麻酔併用で行います。 |
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・手術が終了した後、静脈麻酔からさめますので、手術中の痛みはありません。 |
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切開 |
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・すべて、吸収性の縫合糸を用いて、手術を行います。 |
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・結膜部より眼窩脂肪にアプローチし適正量を引き出します。 |
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・骨膜上にポケットを作成したのち、眼窩脂肪弁を移動させ脂肪と隔膜を縫合固定します。 |
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止血・圧迫 |
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・確実な止血を確認後、手術を終えます。 |
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・切開線はまぶた裏側の結膜ですので、見えるキズは残りません。 |
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・したがって抜糸も必要ありません。 |

| ※術後の経過は個人差がありますので、以下の説明は目安とお考え下さい。 |
| ※5日目抜糸いたしますので、ご来院頂きます。 |
| ※腫れは切開する長さにもよりますが、2、3日で落ちつく程度でほとんどありません。 |
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・洗顔、シャワー○
・コンタクトレンズは7日後から○ |
・チェックの為、ご来院下さい
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手術時間 |
90分前後 |

経結膜的眼窩脂肪移行術
手術料金 |
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