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脂肪吸引はなぜたるまないのか?:1|脂肪吸引|院長 内浦康信ブログ

投稿日: 脂肪吸引

今日は脂肪吸引後に起こる皮膚の引き締め効果について書きたいと思います。
 

脂肪吸引は 「カニューレ」 と呼ばれる金属の細いストローのような器具で

皮下脂肪を吸引していく手術です。

このような器具です。
20101008カニューレ
長さや太さ、穴の数・形などは様々なものがあり、僕は穴が横に2つ並んでいるタイプのカニューレが好きです。

このカニューレを皮膚に付けた小さな傷から皮下に通し、脂肪を吸引していきます。

皮膚に付けた傷口は直接カニューレと擦れ合わないようプロテクターで保護します。

僕は真崎医院の真崎先生が開発されたものを好んで使用しています。

他の製品のものより筒の部分が肉薄で非常に優れています。
20101008プロテクター

さて、

皮下脂肪の吸引が進んでいくと皮下脂肪層には無数のトンネル(カニューレの通った跡)が出来ていきます。

 

このトンネルは体からしてみると刺し傷の様なものです。

体はこの傷を一生懸命に治してくれます。

その過程を 「創傷治癒」 といいます。

この過程では 「コラーゲン」 の層が形成され傷をふさいでいきます。

傷口をふさぐ接着剤のようなものができているとお考えください。

 

脂肪吸引の経験者の方ならご存知でしょうが、術後吸引範囲が少し硬くなる時期がありますよね。

その時期まさにこのコラーゲンが増えています。

 

それを画像で見てみましょう。

 

お腹の脂肪吸引術後3か月のCT画像です。
20101008CT
随分前にモニターの患者さんに撮らせていただいたものです。

CT画像は体の輪切りを下から撮ったアングルになりますので、

画像向かって上方が体の前方、向かって左側が体の右側となります。

 

この画像、向かって左に大きく肝臓、中央部の白いのが背骨、

上方の黒い部分は腸の中のガスです。

 

さらに皮下脂肪層を拡大します。
20101008CT脂肪層
分かりにくいので図解すると
20101008CT脂肪層図解

となります。

 
さて、この接着剤代わりのコラーゲン、最初は大量にできるのですが

傷が治るにつれて徐々に吸収されていきます。

 

つまりトンネル傷がどんどんつぶれて無くなっていきます。

 

この時、皮膚は内側に引っ張られ縮んでいきます。

 

まさにこれこそが「脂肪吸引で皮膚がたるまない」その理由です。

 

だから、

手術前
20101008手術前
手術後9ヶ月
20101008手術後9ヶ月

このように皮膚をたるませることなく痩身が可能なんです。

 

脂肪吸引はたるまない手術です。

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